リーベマリールの治療日記


第4回 とにかく和食にこだわりたい

それでは、いよいよ、具体的な食事についてみていくことにしましょう。

自分では、食事に気をつけていると思っていても、
実際に他人の食卓にどんなものが並んでいるかわかりませんよね?

ちょっと、クライアントさんのある日の一日の食事をのぞいてみましょう!

◎朝食
雑穀入り玄米(のり、ちりめんじゃこ)、
味噌汁(豆腐、しいたけ、ねぎ、白菜、大根、かぶの葉、油揚げ)、
キーウイジュース(キーウイ、豆乳、ヨーグルト)

◎昼食
玄米チャーハン
(人参、グリンピース、コーン、ピーマン、玉ねぎ、小ねぎ、鶏肉、卵)、
アスパラの胡麻和え(茗荷、しそ)
みかん

◎おやつ
ナッツ(アーモンド、ビスタチオ)、
ドライフルーツ2つ(アプリコット)

◎夕食
雑穀入り玄米(納豆、青海苔)、
鯵の干物(しょうが汁)、
炊き合わせ(こんにゃく、ごぼう、オクラ、里芋、人参)、
小松菜のおひたし、
味噌汁(モロッコインゲン、カブ、ねぎ、わかめ、しめじ)、
いちご


★食品の種類は多く、全体量は少なめ

一見すると、たいした食事ではないと思われるかもしれません。
どちらかと言えば、質素で、特別豪華に見える食事ではありません。

ポイントは、たくさんの種類の食品をとることです。
決して手の込んだ食事である感じではありませんが、
具沢山の味噌汁で野菜をたくさんとっていますね。

味噌汁やスープはたくさんの野菜をとれるので必須です。
朝からこんなに食べているの?と、思われるかもしれませんが、
おそらく、量はそれほどでもありません。

魚、卵、肉、大豆というたんぱく質もまんべんなく摂取しており、
野菜やフルーツの種類も文句なしです。

他に乳製品、海藻類、小魚、ナッツなど、
いろいろな食品をとっていることがおわかりだと思います。

せめて、夕食は一汁三菜めざしてみてください。

逆にこんな程度でいいの?と安心された方もいるかと思います。
難しく考えなくてもいいのです。


★調理には工夫も必要かと

ところが、大家族ならまだしも、
二人で、多くの食材を使うとなると、工夫が必要ですね。

この方は、夜の味噌汁を翌朝も召し上がっていて、
忙しいので、冷凍できる野菜は(なんとすりおろし生姜もです!)、
カットして保存しているようです。

肉は、少量を小分けにして冷凍、
ご飯も2日分炊いて冷凍しているなど工夫しています。

有機野菜の宅配を頼んでいるクライアントさんもいて、
ひとまとめにして宅配してくれるので、
意外と効率的だといっている方もいらっしゃいます。

そして、素材で調理することが大事です。
調味料は少なめに、味は薄味で素材の味を生かすようにしましょう。


★加工食品を減らしましょう

また、加工食品を減らすことです。

市販のドレッシングやソース等の調味料、
カップ麺などのインスタント食品、
お弁当、ハンバーガー、ジュース類等、
加工食品に頼っていませんか?

今、冷蔵庫に入っているものの成分表示を確認してみてください。
いろいろな添加物や調味料が入っていませんか?

あるお弁当の成分表示(添加物)を見てみると、
酸味料、グリシン、pH調整剤、ソルビット、トレハロース、香料、
調味料(アミノ酸等)、甘味料(ステビア、甘草)、
着色料(クチナシ、カラメル色素、コチニール、野菜色素)、保存料(しらこ)、
その他、もろもろの添加物がてんこもり!です。

こちらは市販のパンです。
卵、砂糖、小麦粉、ミルククリーム、植物油脂、水あめ、DHAオイル、
パームフルーツオイル、食塩、ソルビトール、酒精、グリシン、膨脹剤、香料、
粘料(増粘多糖類)、保存料(ポリリジン、ソルビン酸K)、pH調整剤、
乳化剤、リン酸塩(Na)、酸化防止剤(ビタミンE)、となっています。

皆さん、もしかしたら、
慣れっこになってしまっているのではないでしょうか?

特に練り製品や燻製などは表示を見て気をつけたいものです。
ベーコンやハム、ソーセージ等も要注意です。
ここは、是非、添加物なしのものを選びましょう。


★とにかく、和食

最後に、これらのポイントを一言で言い表わすと、
“和食にする”とうことです。

なぜなら、加工食品って、ほとんど、カタカナじゃないですか?



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