リーベマリールの治療日記


第7回 とにかく、もっと、野菜と果物を食べること

例えば、質のよい卵をつくること、
例えば、着床によい子宮内膜環境をつくること、
例えば、子宮や卵管に炎症を起こしにくくすること、
いずれも妊娠の成立には大切なのですが、
決して、お薬で、一朝一夕でつくれるものではありません。

ただ、一言、もっと、野菜や果物を食べましょう!ということになります。


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とにかく、もっと、野菜と果物を食べること
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食べる野菜や果物の種類と量を大幅に増やせば、
時間はかかりますが、
カラダに関するさまざまな問題は解決してしまうと言っても、
決して、過言ではないでしょう。

私たちのカラダに有用な働きをしてくれる、
微量栄養素や繊維質、生理活性成分は、
野菜や果物を食べることでほとんど摂取できるからです。

世界の2大健康食とされている地中海食や伝統的な和食には、
新鮮な野菜や果物の摂取量が、
他の地域の食事よりもはるかに豊富に使われます。

妊娠しやすいカラダづくりのための食事のルールは簡単です。

もっと野菜や果物を食べること、
それも、できるだけ新鮮なものを、できるだけ多く種類を、
また、できるだけ農薬で汚染されていないものを選んで食べることです。

ただし、野菜や果物って、
たいていは、誰でも、毎日、何種類かは食べているものです。
ですから、往々にして、
自分では、野菜や果物を十分に食べていると思いがちです。

そこで、1週間でどれくらいの野菜や果物を、
クライアントさんがとっているか見てみましょう。

★Aさんの食事日記から

ゴーヤ アボカド 玉ねぎ レタス インゲン モロッコインゲン トマト
水菜 エリンギ しめじ マッシュルーム ねぎ カブ 絹さや 生姜 
なめたけ ピーマン セロリ 赤ピーマン はす 小松菜 オクラ 
みょうが キャベツ きゅうり 大根 ごぼう にら サツマイモ 
モロヘイヤ なす しいたけ 人参 かぼちゃ ジャガイモ ほうれん草 
ブロッコリー もやし アスパラ 青梗菜 パプリカ コーン にんにく 
枝豆 苦瓜 ヤングコーン グリンピース えのき しめじ バナナ 
レーズン りんご ブドウ みかん さくらんぼ すいか メロン 
夏みかん 巨峰

★Bさんの食事日記から

いんげん 大根 なめこ カリフラワー 人参 アスパラ えのき なす 
もやし 絹さや ほうれん草 コーン ブロッコリー レタス ねぎ 
しいたけ さつまいも ごぼう セロリ 玉ねぎ ジャガイモ オクラ 
きゅうり かぶ みょうが にんにく芽 かぼちゃ トマト 枝豆 小松菜 
サニーレタス にら ソラマメ キャベツ モロヘイヤ レンコン 
たけのこ まいたけ カイワレ さやえんどう 水菜 長いも 三つ葉 
ブロッコリースプラウト エリンギ ししとう 春菊 かき菜 パパイヤ 
オレンジ いちご りんご キーウィ バナナ

繰り返しますが、これは1週間分です。

みなさんに食事日記をつけていただいたものをこうしてまとめてみますと、
自分がどれくらいの量をとっているのかよくわかるります。

厳密にいえば、じゃがいもやサツマイモ、バナナなど、
炭水化物になりますが列記しておきました。

1週間で50種類もの野菜や果物を摂取しています。

そして、実にこのふたりのクライアントさんは4ヶ月で懐妊されています。
もちろんはじめはひどかったのですが、
みちがえるくらいによくなっていきました。

さあ、皆さんも改心して(!)、
この夏は季節の野菜や果物をふんだんに食べみませんか?


細川編集長も盛んに強調されていますが、
きちんとした栄養を体に送らなければ卵胞も育ちませんし、
受精卵から着床というプロセスには、
内膜の栄養状態がものすごく重要だということを、
もう一度認識してみてくださいね。



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